ゴキブリゴミ屋敷住人の悩みを傾聴で解決に向かわせた体験談

ゴキブリゴミ屋敷住人の悩みを傾聴で解決に向かわせた体験談

ゴキブリ屋敷

40代男性 私は病院のソーシャルワーカーをしていて、これはゴミ屋敷にどうしても住み続けたいという方の退院支援をした時の話です。

私の勤める病院に入院してきた患者のAさんは88歳女性で、夫との2人暮らしですが ずっとゴキブリ屋敷に住んでいる方でした。

身寄りが高齢のご主人しかおらず、保証人や身の回りのことは不動産の管理会社のBさんが行ってくれていました。

ゴキブリ屋敷でゴミ屋敷の住人が破傷風にかかり…

ゴキブリ屋敷

Aさんが入院してきたきっかけは墓参りの途中で転倒し、そこからできた傷口から破傷風菌が入り、前医である急性期病院に運ばれたことがきっかけでした。

そこから廃用が進んだため、私の勤めるリハビリ病院に転院してきたのです。

以前から介入していた地域包括支援センターの職員と連絡を取り合ったところ、ゴミ屋敷状態の自宅があまりにも不衛生のため、Aさんが破傷風になったのは自宅が原因ではないかとのことでした。

確かに自宅の写真を見ると衣服やペットボトルが山積みになっており、お風呂はカビが生え、ゴキブリが大量発生して写真に写り込んでいるほどの状態でした。

病院スタッフは Aさんは前医で人工呼吸器をつけるほど重篤な状態に陥っていたため、自宅生活の継続は困難との見方を示していました。

しかししばらくして本人がリハビリにより回復したことにより、

うちに帰りたい!

…との一点張り。

両者の溝はなかなか埋まらない状態になっていました。

ゴミ屋敷に住み続ける理由は「不信感」だった

ゴキブリ屋敷

ソーシャルワーカーである私が間に入って何度も面談をしましたが、Aさんは全く聞く耳を持ちませんでした。

当院は新型コロナ対策として面会禁止措置になっており、外部との接触を控えるよう言われていました。

しかしAさんとの話し合いで全く進展が見られないため、病院の感染対策室に許可を取り、特別にAさん、Aさんの夫、地域包括支援センターの職員、Bさんが同席の上、今後の方向性について話し合うことにしました。

話し合いでは依然としてAさんから「自宅に帰りたい!」との訴えが聞かれました。

なぜそんなに自宅に帰りたいのですか?

…と尋ねたところ、

夫と建てた思い出の家を離れたくない。自分たちにとってはゴミ屋敷とかは関係ない。

…と言うのです。

ゴキブリ屋敷

その後話し合いが終わり、たまたまBさんだけが先に退席した後、Aさんが本当の思いを話してくれました。

Bさんはなんでも私たちの身の回りのことをしてくれているけれど、なぜそこまでいろいろやってくれるのかわからない。だって他人だもの。私たちの土地や財産を、私が施設に入ったあとで 好き勝手に処分されるんじゃないかと思うと心配なの。

Aさんとしては、ゴミ屋敷に住み続ける理由はBさんに対する不信感であり、それが解決すれば施設に入所する…とのことでした。

成年後見制度の申請・ゴミ屋敷の片付け・施設入所問題のトリプル解決

ゴキブリ屋敷

Aさんに施設に入所してもらうために、まずは当院でAさんの成年後見制度の申請を行うことにしました。

Bさんには私から Aさんのいないところで説明し、Bさんも納得の上でAさんの支援から外れてもらうことになりました。

退院後、Aさん夫婦は施設に入所され、ゴミ屋敷は私と運送業者の間で片づけることで 今回の困難事例の解決に至りました。

この事例で学んだことは、Aさんがなぜゴミ屋敷に住み続けたいのか?その本心をいち早く見抜くことが大切だったということです。

ソーシャルワーカーとして普段の面談の中で信頼関係を構築し、本音を言ってもらえる関係性を作ることが極めて重要だと感じました。

この事例に限らず、その人の思いや本心はどこにあるのか?ということを常に念頭に置いて支援することが大切だと思いました。

また、問題を解決するためには様々なところ(病院や地域包括センター、Bさん)に働きかけを行うこと重要だと学ぶことができました。

セルフネグレクトの解決までには最低でも1年くらいが必要

ゴキブリ屋敷

ゴミ屋敷に住んでいるのは変わった人というイメージがあるかもしれませんが、決してそのような人ばかりではないのです。社会の中で孤立している人たち、支援の手を差し伸べても拒否する人たちが、このようにして悲しい最期を迎えることがないように、早期に発見し対応できる仕組みをつくることが大切なのです。

セルフ・ネグレクトの問題は、解決するまでに短くても1年ぐらいはかかります。そのため対応する側も、担当者が一人だけでは疲弊してしまうので、何人かの職員で支援することになります。また、対応する職員はお互いに情報を共有するようにしています。

焦らず、見守りながら本人の望んでいることを引き出して、時間をかけて小さなことに一つ一つ対応しているのです。一度でも対応に失敗してしまうと、それきり家に入れてもらえなくなり、支援の手が途絶えてしまうことになりかねません。
引用元:ルポゴミ屋敷に棲む人々

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