演技性パーソナリティ障害?職場の虚言癖女がサイコパスだと思った話
30代女性 これは2018年に私が職場の同僚A子との関わりで気味悪さを感じて「この人はサイコパスだ」と思ったエピソードです。
何がどうなっていたのか、きっかけはよくわかりません。
A子はどちらかというと仲の良い同僚の1人だったのです。
それがある日 なぜか私のことを凝視するA子に気づき

A子が私のことを気にしているな。
…と感じるようになってきたのです。
でも最初はうちは

A子は色んな人の顔色を伺うタイプの人なんだろうな。
…と思うようにしていました。
私の一挙手一投足をまねてくる虚言癖女が「私、マネされて困ってるの」
それでも何となくおかしな気分がしますし、気になってしまっていたので 気を付けて様子見をするようにしていたのです。
するとA子は当時私が使用していた化粧品と同じ物を使いだしたり、口紅を斜めにとがらせ気味に塗る癖のある私の塗り方を真似して同じ様に使ったりしていることに気づきました。
また、お昼休みなどで私が他の同僚達と一緒に他愛のない話をしていると、間にいる複数の人達を飛び越えて私の顔を覗きこむように見てきたりするようになりました。
そういったことから、次第に私はA子に対しての言い知れぬ怖さが 自分の心の中に膨らんできていることに気づき始めました。
職場で村八分にされて虚言癖女にはめられたことに気づく
それでもA子が直接私に実害を与えるようなことはしていなかったですし、何かを言ってくることもなく、私から何かを聞けるわけでもなく…。
なんとなくモヤモヤした時間を過ごしていた私は、A子の次にはほかの同僚達が 私に対して少しずつ違和感を感じるようなおかしな態度をとるようになったことに気づきました。
次第に同僚たちが少しずつ私から離れていき、しまいには私はみんなから距離を置かれるようになってしまいました。

なんでだろう?私、何かまずいことしたっけ?
…と思い、同僚の1人をつかまえて聞いてみたところ、気まずそうな顔をしながら、本当のことを教えてくれました。

A子から「B子が自分の真似をしてきて困っているし気持ち悪いの。使う物も、好きな物も全部真似をしてきて本当にイヤ。彼氏を紹介でもしたらすぐに取られそうで怖い。みんなあまりあの子と関わらない方がいいよ。B子とは距離を置かないとヤバいよ」って聞いているの。それで何となくみんなの間で「B子、気味が悪いね」って話になってて…。

え?何それ?真似をしてきて 気持ち悪いのはA子の方なのに!?
虚言癖女がサイコパスなら逃げるが勝ち!関わらないのが身のため
こんな話を聞いてみんなから距離を取られた原因がわかり、気まずい空気が流れていた私にとってはいたたまれない環境に身を置く生活が続いていましたが、生活の事もあるので しばらくは我慢して働いていました。
それでもやはり、人間関係の良し悪しは働く意欲も何もかもを削ぎ落としていかれ、人間不信とまではいかなくても 私の話も聞かずに簡単にA子の話を信じた他の同僚達にも失望感を覚えてしまいました。
そんな気持ちのままその職場に居続けるのに限界を感じるようになった私は、その後退職することにしました。
何故、A子が私に対してそのような態度をしてきたのかわかりません。
わざとなのか、虚言癖があるのか…。
「性格が悪い」と言ってしまえばそれまでですが、不可思議すぎて 正直気持ちが悪いです。
私もこれまでの人生で「性格が悪い」人をたくさん見てきましたが、A子のような「気味の悪い」人は初めて見ましたし、

A子みたいな人間を「サイコパス」と呼ぶんだろうな…。
A子はそう思ってしまうような典型的タイプだったと感じています。
もし本当にサイコパスならそれこそ「逃げるが勝ち」
職場を離れたことは正解だったかもしれません。
演技性パーソナリティ障害~芝居がかった行動をする人
演技性パーソナリティ障害は注目や関心に対する飽くなき欲求と、身体的な自己顕示を特徴とするタイプで、過剰なパフォーマンスや外見的な魅力によって、人々の注意を惹きつけようとする。ときには嘘やでっち上げによって注目をひいたり、同情を得ようとする。
内面的なことよりも外面的なことに関心があり、肉体的な魅力やセックスアピールを強調しようとする。こうした傾向は外面的な魅力を重要視する養育者の態度や価値観の影響も大きいとされる。また親の性的な側面を意識させられるような環境で育ったり、性的虐待を受けることも一因となる。
つまり外見的・性的魅力が過大な存在感を持ち、自分のアイデンティティを乗っ取ってしまっている。その奥底には、周囲に息を呑ませるような外面的な魅力によってしか、自分の存在価値を認めてもらえないという内面の空虚感がある。
演技性パーソナリティ障害の注目や関心への欲求は、常識では考えられないほど強く切実であるため、自分を貶めてしまうことや、社会規範に反することをしてでも注目を得ようとする。
引用元:働く人のための精神医学
【パーソナリティ障害】性格が悪いのではなく改善可能な心の疾患
人にはみな、パーソナリティ(性格)があり、人によっては真面目な人、おおざっぱな人、目立ちたがりな人、など様々です。誰しもが良い面と悪い面を持っていますが、自分自身が苦しくなく、周りにも被害がない範囲でなければ、どんな性格であったとしても問題はありません。しかし考え方や感情のバランスが極端に偏り、本人が苦しんでいたり、周りの人が被害を受けていたり、対人関係に問題がある場合、パーソナリティ障害(人格障害)と診断されることがあります。パーソナリティ障害という名前から、パーソナリティに問題があったり、性格が悪い、と混同される方もいますが、決してそういったことはありませんし、改善していくことも十分に可能です。
このパーソナリティ障害は9つのタイプがありますが、共通している症状としては、物事の認知のしかたが極端に偏っている、感情のコントロールが苦手、対人関係を築くのが苦手で社会生活が築けない、ということが挙げられます。また、うつ病や不安障害、統合失調症、摂食障害、アルコール依存症などを合併してしまことも多く、これらの病気にパーソナリティ障害が隠れている場合も多いです。
パーソナリティ障害とうまく付き合う方法が知りたい パーソナリティ障害で自分も周りも苦しく、なんとかしたい …このようなことでお悩みではないですか。
パーソナリティ障害は、本人が苦しいだけでなく、周りに被害を与えていることがさらに精神的苦痛になり、1人で抱え込んでしまうケースも多いです。家族や友人にも理解してもらえないことがあり、さらに1人で悩んでしまうこともあります。なかなか周りには相談できない、理解してもらえず苦しい、そんな方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
引用元:うららか相談室
