そもそもエンディングノートとは?いつから書く?何を書く?

そもそもエンディングノートとは?いつから書く?何を書く?

エンディングノートと遺言

エンディングノートは、自分に万一のことがあった時に備えて 自分の情報を遺族に伝えるためのノート兼備忘録メモです。

自分史、医療、介護、お金、葬儀、お墓、供養などの希望や、家族や大切な人へのメッセージが書き込めます。

自分のエンディングについて語ることはややもすると「縁起でもない」「まだ早い!」などと周囲からは一蹴されるかもしれません。

でも誰もが自分の終末期がいつやってくるのか分かりません。

もしかしたら今日かもしれない。明日かもしれない。

終活を先延ばしにしているうちに不測の事態に巻き込まれて意思表示ができなくなっていた…という可能性もゼロではないのです。

終活を難しく考える必要はありません。

「エンディングノート」という終活グッズを手に入れたときから、あなたの終活はスタートしています。

 

エンディングノート いつから

エンディングノートブームの流れ
  • STEP1
    1990年代後半
    エンディングノートが書店でちらほら出回り始める。
  • STEP2
    2009年
    週刊朝日のコラムで「終活」という言葉が初登場する。
  • STEP3
    2010年
    コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート発売。
    終活関連の出版が相次ぎ、遺言書ブームも到来。
  • STEP4
    2011年
    東日本大震災。
    映画「エンディングノート」の公開。
    終活ブームに乗ってエンディングノートが売れ始める。
  • STEP5
    2012年
    「終活」が流行語大賞トップ10にノミネートされる。

エンディングノートは1990年代後半から書店の実用書コーナーにひっそりと並んでいたのですが、最近は専用コーナーが設けられ、平積みにされているのをよく見かけるようになりました。

2010年に発行されたエンディングノートのベスト&ロングセラー「コクヨ もしもの時に役立つノート」は 発売から1年で15万部を売り上げています。

【エンディングノート】コクヨもしもの時に役立つノートが人気の理由
コクヨもしもの時に役立つノートはどんな感じ?使っている人に感想を聞いてみたい!このノート を実際に使っている人へのアンケート結果を紹介。

東日本大震災は死に対する考え方を根底から覆す出来事でした。

大津波により一瞬で多くの尊い命が奪われる惨状を目の当たりにしたことで、死は想像以上に身近なものだと 誰もがリアルに痛感したはずです。

この大震災以降に遺言書ブームも起こり、エンディングノート人口も右肩上がりとなりました。

「いつか」がいつやってくるのかは誰にもわかりませんが、大切な人に何もメッセージを残さずにこの世を去っていくことを考えると、後悔と無念さを感じませんか?

少なくとも大事な家族にはお礼を言いたいですよね。

自分について家族と話をするコミュニケーションツールとしてもエンディングノートは役立ちます。

大切な人へのメッセージボードとしてのエンディングノートの必要性がクローズアップされるのは必然でしょう。

 

さらに2011年秋には映画「エンディングノート」が公開されました。

エンディングノート何歳から

引用元:映画エンディングノート

2012年の流行語大賞に「終活」がノミネートされ、各地の書店でもエンディングノートの特設コーナーが設けられるなど、終活=エンディングノートの認知度がどんどん高まっていきました。

そして2020年12月~2021年3月に行われた一般社団法人終活協議会のエンディングノートの意識調査によると「エンディングノートを知っていますか?」の質問に「よく知っている」と答えた方が 半数越えの 52.5パーセントに上りました。

画像引用元:終活協議会

エンディングノート いつから

 

そしてエンディングノートを持っている人は「よく知っている」の半数弱、24.1パーセント。

エンディングノート何歳から

エンディングノート いつから

実際に書いている人はわずか9.9パーセントですが、エンディングノートが必要だと感じる人は90.1パーセントに上ります。

エンディングノート何歳から

エンディングノート いつから

 

エンディングノートに必要だと思う内容のダントツ1位が「家族への想い」

これを見てもわかるように、エンディングノートは いわば家族へのラブレターなのですね。

さらに自分がこの世を去った時に家族の負担を減らしたり、困らないようにもできる便利なコミュニケーションツールでもあります。

自分の人生を整理するのに最適な終活ノートを、気負わず、気楽に、自分の好きなことから 形式にとらわれず 自由に書いてみるのがおすすめです。

終活はよりよいセカンドライフを設計しつつ再スタートさせるチャンスですから、エンディングノートもそこに焦点を当てて書き込んでいくのが正しい使い方です。

そのために内容にプロフィールや自分史が入っています。

自分に残された時間がどのくらいあるのかは誰にもわかりませんが、これからの人生を悔いなく楽しく、アクティブに過ごすための手段が「終活」です。

自分の人生のゴールについて考えることは決してネガティブではないのです。

今は終活を「縁起でもない!」なんて言ってる時代じゃないです。やらなきゃ損(笑)

エンディングノートはいつから書く?何歳から始めたらいい?

エンディングノート何歳から

終活は今や高齢者だけのものではありません。

若い人たちも積極的に終活に参加しており、終活のはじめの一歩として始められることで最も多いのがエンディングノート作りです。

終活セミナーやエンディングノートの書き方講座も多く開催されていますが、エンディングノートは「自分がルールブックだ!」でOK。

人を傷つけないことなら書きたい放題でいいのです。

それにノートの中身を全部埋めようと思わなくても大丈夫です。

今すぐに書けるところ、書きたいところを書き込むだけでOKです。

エンディングノート いつから

前出のアンケートの「エンディングノートは何歳から書いておく方がいいですか?」の質問では、35.1%の人が「50代」と答えています。

誰もが明日も必ず生きているという保証はどこにもありません。縁起でもない話ですが、これが現実です。

エンディングノートは体が健康で 心にまずまずの余裕がある時に書くのが理想的です。

クールな頭で冷静に物事を考えられる時がはじめる適期です。

エンディングノート作りは何歳からでもOK!でも1日でも早い方がいいです。

エンディングノートのメリット・デメリット

エンディングノート いつから

エンディングノートは自分の死後に希望を書き残せるものなので 遺言と同じと思っている人がいますが、それは違います。

エンディングノートに書くことであなたの意思が表明されますが、そこに 法律上の効力はありません。

それを執行させるだけの強制力もありません。

自分の希望に法的な効力を持たせるには遺言書をつくる必要があります。

日本人には遺言書を作る人が少ないですが、資産家ではなくても、遺言書を作っておかないと後々もめるかもしれない人はたくさんいます。

子どもがいない夫婦
子供が複数いる人
第三者に財産を譲りたい人
おひとりさま
事実婚の人
離婚歴があり 異母(異父)兄弟関係になる子供が複数いる人

ほとんどの人がどれかに該当するでしょう。

つまり相続は大なり小なりもめるということ。

しかも悲しいかな…遺産額が少ない方が相続争いのトラブルが多いのです。

誰にどれだけの財産を相続させるか、 遺言書をあらかじめ決めておけば 遺族の負担ともめごとを減らす効果があります。

しかし、エンディングノートを作ってもそれはなく、残念ながらその点がエンディングノートのデメリットです。

大事な家族を守りたかったら、エンディングノートだけでなく遺言書も作成し、法的にも万全な相続ができるようにしておく必要があります。

エンディングノートのメリット
■終活をスタートさせる良いきっかけになる。
■エンディングノートを書くことで頭の中が整理される。
■自分史を書くことで自分という人間を周囲により深く理解してもらえる。
■まとめた家系図が家族へのプレゼントになる。
■自分に万一のことがあっても、ノートを通して家族と情報を共有できる。
■相続など言い出しづらい話題を出しやすくなる⇒遺言書を作ってもらいやすくなる。
■セカンドステージのマネープラン・ライフプランを立てられる。
■様々な点から将来に備えることで、今と未来を安心して過ごせるようになる。