
自分史作成におすすめのエンディングノートは?自分史に興味があるけど、書き方って難しいの?
エンディングノートに自分史を書く意味・目的
自分史作成におすすめのツール
エンディングノートに自分史年表を残す!令和版終活のすすめ
「自分史」と聞くと自費出版した「本」のようなイメージを持たれる方が多いと思います。
でもエンディングノートに書き込む自分史はそんなむずかしいものではありません。
単なる「自分の人生の振り返り」です。
結婚披露宴でスライドショーが上映されることがありますが、あのような感じで過去を思い返す作業が自分史作りです。
自分自身を振り返ることは、これまでの人生を俯瞰して 今まで気づかなかった自分に気づくための作業。
なにげに「自分はいったい何者なんだろう?」と考えを進めていくと、将来の自分の在り方や残された時間をどう過ごすかが少しずつ見えてきます。
セカンドシーズンを充実させるために、ファーストシーズンを振り返って人生を整理する。
そのために自分の年表を作るのです。
エンディングノートの自分史の書き方
自分史は 誕生~幼少期~少年期~青年期、就職~退職、恋愛~結婚~家庭~子ども…と 自分の歴史を振り返ることで 人生を整理する意味合いがあります。
自分の生い立ち…誕生にまつわること。両親・兄弟・親戚など
これまで全般…学生時代、仕事、趣味、旅行、引っ越し歴、ペットなど
結婚と家族に…出会いから結婚までのことやイベントの思い出。子供の誕生と成長など。
必ずエンディングノートで自分史を書かなければならないわけではなく、楽しみながら書ける方には この人生の振り返りはおすすめです。
大好きなことを思い出したら「もう一回やってみようかなあ」と 楽しみがひとつ増えるかもしれませんし。
人生 山あり谷あり。人はだれでも「消えてしまいたい」と思うくらいの悩みを1つや2つ抱えて生きてきています。
心が折れた経験。くじけてへこんだり 挫折したり とことん落ち込んだ経験、ありますよね?
それでも、なんとかそれを自分の力で乗り越えた。今はそれを笑い話にできる。
けっこう自分は強いかもね?えらいぞ、自分!…と思うこともあると思います。
そんな感じに昔のことを前向きに懐かしめる方には自分史づくりはとても楽しめるでしょう。
テンションが上がるようなことを書くのは楽しいですが、お酒の席で終わらせておいた方がいい話題も1つや2つ、ありますよね。
言うまでもないですが、それは書いてはだめですね。
過去の異性との交際遍歴とか法に触れること、家族や友人知人の秘密の暴露、表面化したら多大な影響がもたらされるかもしれない虚偽など。
まあ人間はだれしもいろいろな過ちを犯しますから、人に言えない秘密が何かしらあるかもしれませんが。
そういうことは墓場まで持っていけばよろしいかと(笑)
基本的に、エンディングノートは残していく家族など大切な人に当てて書くものです。
たとえ「自分史」であっても、その人たちが知って驚く・悲しむ・嘆く・迷惑がかかることを書くのは避けるべきです。
エンディングノートの家系図の書き方
家系図を作ると、自分の中に脈々と受け継がれてきた人のつながりや、今の自分がいることの感謝を感じることができます。
家系図を作るためには親戚縁者に尋ねなければいけないことがたくさんあるかもしれませんが、それがきっかけで疎遠になっていた親戚との縁が再びつながることもあります。
家系図には出てくる人たちの連絡先まで書いておくと、遺産分割協議が必要になった場合などに便利です。
また、自分たちのルーツを見返す話題で 家族で盛り上がれることもあるかもしれません。
家系図に関することは正確さが重要なので、戸籍謄本や住民票などの資料を使って作るのがベストです。
名前にはフリガナを振ります。続柄や亡くなった人には死亡日を記載します。
もし自分に婚外子がいるなら、それは内緒にしておくとまずいです。いつか必ず発覚します。
子供の名前や生年月日、連絡先、認知の有無、理由などもエンディングノートに書いておいた方がいいでしょう。
しかしこの家系図も自分が面倒に感じたらカットでOK
エンディングノートは自分が書きたいことだけ書けばよし!
自分で作るのは嫌だけど、子どもに家系図をプレゼントしたい人は、家系図を作ってくれる専門家(行政書士など)がいますので、そちらを当たるといいでしょう。
自分史の書き方はむずかしい?
結論から言って 自分史作成は難しくありません。
それは堅苦しく考えずに、自由に書いていいからです。
エンディングノートを自分の振り返りから書き始めると、自分を客観視できるようになり、人生の to doリストに優先順位をつけやすくなります。
だからエンディングノートは自分のプロフィールや人生の振り返りから着手するのです。
自分史というと年配者が書くもの…というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ若いころから少しずつ書き溜めたほうが、面白いものが出来上がるのでは、と個人的には思うのです。
私自身も昔を振り返ると

蒼かったなw
・・・と思うことだらけ。
ぜんぜん自分らしくないことを自分に無理強いしたり、実力が伴わないくせに背伸びしてみて痛い目をみたり、人目を気にし過ぎて自分の意思とは真逆の行動に出たり。
今の自分が見たら恥ずかしいことばかり(遠い目)
思えば、私が「自分はこれでいいんだ!」と自身を肯定できるようになったのは50歳過ぎてからです(遅)
いろんなことがありましたが、当時はその選択肢が自分にとって最善と信じて行動していました。
というか、本当は自分のキャパが それでいっぱいいっぱいだっただけなのですが(爆)
人生は経験を重ねるごとに考え方が刷新されていくので、忘却の彼方に飛んで行ってしまった出来事も多いはずです。
人は「忘れる」ことができるからこそ 生きていける生き物。
忘却は決して悪いことではありませんが、自分史をリアルタイムで書き綴っていくと、薄れつつある記憶を数十年後に鮮やかに蘇らせることができますよね。
そこに面白みを感じる人は、自分史作成に向いています。
自分史の書き方について「書けることなんてないな」「退屈かも」と感じてしまう人には こちらの本 がおすすめです。