ためこみ症を改善!病院で動物溜め込み症と診断され治療をした体験談
これは2021年10月~12月に私(当時33歳女性)が動物ためこみ症と診断されたときのお話です。
私は自分に自信が持てず、自分より弱い立場を生きる動物たちを家に迎えることでその欲求や寂しさを埋めていましたが、心療内科を受診してそれが病的なものであることが分かりました。
【溜め込み症の原因】心の不安を動物で埋めようとしていた

あと一年で一家の大黒柱である父親が定年退職をすると収入が減ることになり、今までの生活水準を保てなくなるだろう。
…と思うと不安になり

どうして私は非正規雇用でしか働けないのだろう。
…と思い悩むようになりました。そしてうつ病を発症して意欲が低下して心療内科を受診。ますます自分に自信が持てなくなりました。
そんな時にメダカや金魚、ハムスター、ウサギなどの動物をたくさん飼いこむことによって不安定な心が少しずつ満たされていくことに気づきました。それからは毎日のようにペットショップに通うことが日常になりました。
部屋の中を埋め尽くす勢いで水槽やケージを置き、動物たちを飼うことによって自分が満たされているような感覚に陥っていました。
動物ためこみ症と病院で診断されて治療を開始
通っていた心療内科からは「動物ためこみ症」とも診断されました。どんな治療をするのかと思っていると

まずは自分の体を一定程度の健康状態に戻しましょう。
…と医師から言われ、様々な薬を処方されました。
私はもともと胃腸が弱く、疲れやすかったため「六君子湯」という漢方を服用しました。これは自律神経失調症にも効果があるとされていて、疲れが少しずつ解消するのがわかりました。
さらに睡眠もよく取れていなかったため、睡眠導入剤を3種類服用することになりました。就寝前と朝食後にレ○○○○(精神安定剤)を服用したところ、効果は約一か月後に現れ始めました。
さらに精神的な不安からくる吐気に対処するためフ○○○○○を服用。これら数種類の薬の服用により、徐々に体の健康が取り戻せるようになりました。
「動物は支配してよいものではない」と気づいた
主に行われた治療法は薬物療法でしたが、日常生活のやることリストももらいました。
朝は早くに起床して軽く散歩をする。太陽の光を数分でも浴びる。食事は朝昼晩の3回摂る。夕方にはまた散歩をしたり、できるだけ体を動かすように心がける…という指導を受けたので、それをできる限り守るように努力しました。
夜は可能であれば湯船に浸かり、体を温めるようにとも言われました。体を温めることにより自然と眠気が誘発され、体と脳が睡眠状態に入りやすくなるのが実感できました。
規則正しい生活を心がけるようになると気持ちが軽くなり、飼っているのにあまり世話をしないでいた動物たちのことを真剣に考えるようになり、彼らの生活環境を整えるようになれました。

動物たちは、私が支配しても良いものではない。
…と強く感じ始め、衝動買いを抑える!と決め、自分を制御できるように何度も自分をなだめました。
心療内科の医師にもその旨を話したところ、

あなたなら大丈夫ですよ。
…と励ましの言葉をいただき、さらに自分に自信がついた気がします。
「自分がしてきたことはネグレクト」虐待を素直に認められて
家族にもこれまでのことを詫びて、

これからはきちんと動物たちのことを考えた生活を送るようにします。
…と伝えました。
改めて考えてみると、いかに自分が動物たちのことを「弱いもの」として見ていたかが分かり、恥ずかしくなりました。

そんな扱いを受けても動物たちは毎日を懸命に生きている。
そのことを思うと自然と涙が出てきて、

今までごめんね。
…と謝ることができました。

自分がしてきたことはネグレクト。動物虐待だったんだ。
…と認められた瞬間でした。
その後は、それまで飼ってきた動物たちだけを愛で、世話するようになり、餌を買うためにペットショップに行っても動物を衝動買いすることはなくなり、自分をコントロールすることができるようになりました。
今はひとまず悲惨な状況は打破できたと思うのですが、これがいつ再燃するかはわかりません。そのため、今も心療内科には通っています。精神的な薬は現在も服用しているのですが、次回あたりからは容量を変えていくと言われています。
「あなたなら大丈夫」という医師の言葉と、家族の理解が今の私を支えてくれています。
縁があって私の元にやってきた動物たちには元気で長生きしてもらいたいと思います。
動物ためこみ症(多頭飼育)とは?
【関連記事】ためこみ症は、2013年のアメリカ精神医学会の診断基準「DSM-5」で病気の一つとして新たに加わりました。ひとことで言えばその名の通り、大量にモノをため込む精神疾患です。脳の特定の部位が特有の働き方をする生物学的側面だけでなく、心理面と社会面も影響し合っている複雑な状態です。以前は強迫症の症状のひとつとして考えられていましたが、強迫症の人すべてにみられる症状ではないこと、また強迫症でない人にもみられることから、単独の精神疾患として位置づけられました。
動物ためこみ症はためこみ症の対象が動物の場合です。飼い主は当初は動物に必要な餌や衛生状態、温かな触れ合いを提供していたのかもしれません。しかしその状態が増えていく動物たちにとって健康的でない状況、つまり適切な栄養が与えられず、不衛生で獣医学的な対応もされないまま、多くの動物が飼われているとしたら、動物ためこみ症である可能性が高くなります。
動物ためこみ症の場合、そこで生活を送る人は生活環境や衛生状態が良くないことについて否定します。ためこまれている動物は猫が多いのですが、現在日本でどれくらいの人が動物ためこみ症であるか、その全体像はわかっていません。
引用元:片付けられないのは「ためこみ症」のせいだった!?
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