毒親育ち克服にカウンセリングを選んで生きづらい心が軽くなった話
これは毒親育ちは自己肯定感が低くなるので生きづらいという私(30代女性)の体験談です。
自分が「毒親育ち」なのだと気づいたのは30代を過ぎてからです。今思えば、私が子供の頃から毒親の兆候がたくさんあったのですが、そういった知識がなく わかりませんでした。
長女をさげすむ毒母・バイト代を家に入れることを要求する毒父
両親が毒親にあるあるな態度を取るようになったのは、私が10歳の頃、妹が生まれたあたりからです。
妹が生まれる前も、母親が私に過干渉だったり、父親から学校や塾の成績が悪いと長時間罵倒されるなどはあったのですが、妹が生まれてからそれらが更に酷くなりました。
両親は妹ばかりを可愛がり、私がちょっとでも失敗すると「ダメなお姉ちゃんだね」「あんな風になっちゃダメだよ」など、私を蔑むのです。両親の発言を聞いて、妹も私を見下したり、両親を真似して私を罵倒するようになりました。
私に対する過干渉や管理・支配するような両親の発言は、私にとっては小さな頃から当たり前だったので、それが普通なのだと思い込み 受け入れてしまっていました。
だから、母親から「〇〇ちゃんの家は片親だから遊んじゃダメ」「中学は〇〇中、高校は〇〇高に入りなさい」…などと交友関係を管理されたり 進路を勝手に決められても、反抗出来ませんでした。
父親からも「テストで90点以上取れないとご飯なし」「高校生になったら時給900円以上のバイトをして月最低5万は家に入れるように」…などと、食事を抜かれたりお金を搾取されても、

皆、こういうことを口に出さないだけで、他の家庭でも同じなのかな。
…と思って従っていました。
自尊心のかけらもない自己肯定感の低さが生きづらすぎる
この『両親の言いなりになる』という過去のせいで、現在までずっと生きづらい気持ちを抱えています。
例えば、両親と連絡を取っていた頃は、両親や学校の先生など 周りからの評価を気にして怯えながら過ごしていましたし、

自分は両親が言う通りダメな子どもなんだ。
…と思っていました。だから性格もネガティブ、表情も暗いので 学生時代はずっといじめられていたのです。
また、決まった金額を毎月両親に渡さないといけなかったので、欲しい物を満足に買えず、未成年の内からお金を切り詰めることばかり考えていました。
両親と離れた今も、周りの評価を気にして無理に良い人を演じては、ストレスを感じています。

常に良い人でいなければならない。
…という思考に捉われているので、人の仕事を押し付けられても文句を言えなかったり、言われるがままにお金を貸したりおごったりなど、自ら損な役回りをしてしまうのです。
また、周りの人を安易に信用できなくなりましたし、すぐ疑うようになってしまいました。恋人が出来ても本当に愛されているか不安で試し行動を取ったり、強く依存してしまうのです。
毒親育ちの治し方!カウンセリングで「生きづらさ」を軽減できる
毒親育ちであることから自己肯定感が低く、自己否定してしまう生きづらい人生になってしまいました。今はこんな自分をどうにか変えたくて、心理カウンセリングに通っています。
通い始めてまだあまり日が経っていないので、効果の程は分かりません。しかし、第三者に毒親育ちで辛かった気持ちを聞いてもらうだけで、幾分か楽になります。そして最近やっと、「自分はダメな子じゃない」と少しだけですが、思えるようになりました。
毒親育ちで生きづらい気持ちを抱えたままだと、自己否定が強まって生きる気力を失ってしまったり、まともな人間関係が構築できなくなってしまいます。また、自己肯定感が低いと仕事へのやる気を失くして失敗が増えたり、人間関係や恋愛が上手くいかなくなります。
手遅れになる前に、「自分の家族が言っていることは普通ではない」と気づかせてくれる人に話しを聞いてもらった方が良いです。
ちょっとでも「あれ?自分の家っておかしいのかも」と思ったら、カウンセリングに行ったり、常識的な人がいればその人に相談してみてください。
毒親育ちの「育て直し」…毒親育ちの宿命から解放されるには
毒親育ちの子どもたちは、親の期待に沿わない自分を数えきれないほどの回数、繰り返し否定して育ってきています。当然、自尊感情は低く、自分で自分のことを素晴らしいだなどとは到底思える状態にはないでしょう。そのため対人関係もなかなか思うようにはいかず、自分のことを認めることもできず、日々、なぜこんな生きづらい生を生きなければならないのかと暗澹たる気持ちになることも少なくなかったでしょう。
しかし、こうした重荷を抱えながらここまで生き抜いてきたことこそ讃えられるべきことです。信じられないような重さを抱えて、ここまで生き延びてきたことこそ、賞賛にふさわしい事績であると、認めてあげてほしいと思います。
一生懸命生き抜いてきた事実があるのだから、親からダメだという烙印を押されたことがあったにせよ、自分をもっと自分で愛してあげてもいいのだと、どうか捉えなおしてあげてほしいと思います。過去を変えることができなくても、その解釈と、自分自身の未来は変えられます。
引用元:毒親~毒親育ちのあなたと毒親になりなくないあなたへ
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