【精神疾患系毒親タイプ】ギャンブルやアルコール依存症の毒親の事例
30代女性 私の親は両親(父69歳・母65歳)ともに毒親です。両親ともギャンブラーで、毎日夕方5時から11時まで2人してパチンコに通っていました。
小学生の頃、翌日支払う給食代をもらわなければいけないときに両親がパチンコから帰ってこないことがありました。支払い当日の朝に母親に請求したら、どうやらパチンコで負けたようで
…とベルトで何度も殴られ、頭から血が出たことがありました。
また、私が高校進学の際にはギャンブルでお金を使い果たしていて
…と言われました。私はしかたなく奨学金を受けつつ自力でバイトしながら高校に通いました。
それ以降はパチンコで負けると私に
…と言うようになり 30歳で結婚して家を出るまで給料を搾取され続け、今は
…と言われています。
私の結婚の際には娘に対してお祝いの言葉ではなく
最近、私たち夫婦は新居を購入したのですが
…と言い出す始末。しかし私はこんな毒親の老後の面倒をみるつもりなどみじんもありません。
…などと言われています。
以前に両親が私名義で借金をしたことが発覚したのです。それを完済し終えた今、もう私の養育費はとっくに払い終えています。
毒親介護など絶対にありえません。
30代女性 私の父親(56歳)が毒親です。父は笑顔が印象的でコミュニケーション能力がとても高い人でしたから営業の仕事であまりに詰まることもなく、人当たりがいい印象を持たれていました。
しかし私は両親の喧嘩が多いことを幼いながらに感じていました。小学生になったころから父が仕事に行ったきり、連絡も取れず行方不明になることが度々ありました。
毎回行方をくらます原因はお金がらみで、ギャンブルが主な原因でした。
ずっと昔、給料が手渡しの職場のころは、給料をもらったその足でパチンコへ行き、全額使ってきてしまい、食べ物も買えないなどの状況が度々ありました。
母が私のために貯めていた将来の進学資金も父が見つけ出し 全額パチンコにつぎ込んだので、私は高校に進学できませんでした。
ほぼ毎日両親が喧嘩、母が働いても働いても家計が回らずに過労で倒れてしまったり。父が
…と、川に飛び込んで警察沙汰になったり。
…と家じゅうを荒らして食器をすべて割り、暴れまわって棚を壊したりと、両親の喧嘩のたびに私の心の中は不安に支配されました。
そんな家庭で育った私はギャンブル全般にとても敏感に反応してしまいます。どんなにいい人でも「ギャンブルする」という理由だけで距離を相手から取り、そういう人間関係を自分から整理してしまうようになりました。
また、お金使いに計画性がない人ともあまり深く関係を築きたくないなど、時々ちらりと垣間見える人たちの行動にいつも過敏反応をしてしまいます。
私が中学を卒業した時に両親は離婚しました。その後からは父とは一切の連絡も取っておらず、父が住んでいる場所も、今どうしているのかも、連絡先も知らない状態です。
両親の離婚直後に父が会社で悪さを働き、探している…と会社の人が直接訪ねてきましたが、父の関係で誰かと会ったのもそれが最後なので、現在生きているのかどうかもわかりません。
父は現在も消息不明ですが、このまま父が亡くなるまで会いたくもないですし、もし連絡が来たとしても葬儀にも関わりません。相続放棄をして完全に関係を断つつもりでいます。
30代男性 私の父親(65歳)が毒親です。父は仕事で家にいる時間が少ない人でしたが、帰ってくると泥酔するほど酒を飲み、暴力や暴言を家族に発するような人でした。
私が小学生の頃、酔って怒鳴り声を上げたりする場面を見たり、兄と取っ組み合いの喧嘩をしたりしている姿を見て 父が単純に怖い存在だと思っていました。
その様なことが当たり前のように続いて、中学生の時に父親が毒親だと気づきました。
私は三兄弟の一番下で年も離れていたため、実際に父から手を挙げられることはなかったのですが、自分を守ってくれている優しい母や頼りになる兄たちとの言い合いや小競り合いの衝突を間近に見ることが、幼い時ながら精神的に厳しかったです。
その影響か恐縮しがちな性格であり、人に相談をすることが苦手になりました。
両親が離婚してから10年近く経ちました。今は私は結婚をしており、実家も出ていることから 父とはほとんど関わり合いがありませんが、絶縁などはしていません。
機会があれば父と会うことも、もうすでに大人になった自分なので抵抗ありません。しかし正直な話、妻や自分に負担が掛かることを考えると老後の父親の面倒を見る気はなく、特に介護に関しては全く考えていません。
これまで私たち家族が父から被った迷惑は水に流してもいいですが、毒親介護については無理をしてまでやるつもりはないという気持ちが強いです。
【親との絶縁カウンセリング】「事実上」縁を切って離れることは可能
母親・父親には、誰しも育ててもらった恩というものが少なからずありますよね。しかしその親が毒親だった場合、恩だけでずっと親子関係を続けていくのはとてもしんどいでしょう。親が自分の価値観を押し付けてくる、話を聞いてくれない、人格を否定するようなことを繰り返し言う、モラルハラスメントをしてくる、暴力を振るってくる、お金の無心をしてくる、そのようなことが続く場合、親子の縁を切りたいと思うのは当然のことでしょう。
周りからは、「育ててもらった恩があるのに」や「親子なんだから話し合えば分かる」「年に数回会うくらいいいじゃないか」などと言われることもあるでしょう。そう言われると、両親のことを大切にしないなんて、自分は酷い人間なのではないか、と心が痛みますよね。親からも傷つけられ、周囲からの言葉にも傷付けられ、とても苦しい思いをしていることでしょう。
しかし話し合っても分かり合えない、話が通じないというのは実際にあることです。毒親の場合、子供を支配しようとしたり、自分の思い通りにコントロールしようとします。そのため、親子だからこそ話を聞き入れてもらえない、ということは十分にあり得るのです。
親と法律上縁を切る、というのは日本では難しいです。しかし、事実上縁を切って離れることはできます。住民票の閲覧制限をかけて住んでいるところを隠したり、つきまとい禁止仮処分命令を出して、つきまとい制限をかけてもらうこともできます。どこまでしたいか、どの程度親と距離をとりたいかによっても変わってきますので、まずは信頼できる人に相談してみましょう。もし周りに相談できる人がいない場合、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが専門家の立場から相談に乗らせていただきます。
引用元:うららか相談室