勉強しすぎて精神病質!スクールカウンセリングで救われた体験談
20代女性 これは私が高校生の時に通っていた学校のスクールカウンセリングを受けたときの話です。
周りと少し違う進路に進学したため 私には「受験勉強」は必要ないものでした。
毎年の成績ごとに振り分けられるクラスはずっと一番上のクラスでしたが、しんどかったのは高3の時です。
最初はみんなに負けないように たとえ受験がないといっても手を抜かずに!と思って頑張っていました。
クラスでもそれなりの成績を維持しており、やっかむ人たちから「受験がなくてうらやましい」など言われないために必死でした。
また、ほかの道に進む目標もあったので、私は受験勉強以外の勉強も並行してやっていました。
精神病質で不安定な感情に押しつぶされ身動きが取れなくなって
そんなある日、突然私は受験勉強をすることに意欲がなくなり 体が勉強や学校に向かなくなりました。
一番上のクラスに配属されていたので周りの人たちのピリピリとした雰囲気がつらくなったり

受験勉強なくていいよねぇwww
…などと一部の部外者から嫌味を言われることに対して、自分の頭がおかしくなったような不安定な感覚に陥ったのです。
精神疾患まではいかないものの 精神病と健常の間・・・その一歩手前の精神病質という感覚でした。
自分が少し敏感過ぎたのだと思います。
ですがこの時はいろいろ考えすぎて机に座れなくなったり、食欲がなくなりました。
さらに夜も睡眠薬なしには眠れなくなり、学校にも一時的に通うことができなくなりました。
そこで受けたのが高校のカウンセリング室でのカウンセリングです。日数は対面で1週間ほど。
コロナの影響もあり 学校がなくなってしまっていたため、続けて通うのが難しくなったのですが、それでも休み中には度々電話したりもしていました。
カウンセリング内容は主に私が思うことをしゃべることでした。
ほかに特別なことはなく、ただただ話を聞いてもらいました。
スクールカウンセラーは私のことを一切否定せずに肯定してくれました。
受験シーズンで担任の先生は多忙を極めてピリピリしていたので 悩みを打ち明けられませんでした。
意味不明なモヤモヤ感を 同じ状況にいる友だちに話せるはずはありませんでした。
親にも「そんなあやふやなことを気にするな。学校に行け!」と言われるのが怖くて話せず、気になりすぎる過敏な感情を誰にも吐露できない状態が続いたので カウンセリング室に行って話すことに決めたのです。
メンタルが不安定で息苦しい私を救ってくれたスクールカウンセラー
スクールカウンセラーは私が泣きながら話していることを聞きながら 親身になって寄り添ってくださり、

クラスに行けないならここに来ればいいよ。
…と言ってくれたので、学校の授業中に何度かカウンセリング室で時間を過ごさせてもらいました。
不安定になったメンタルについて人に話せなかった頃は一人で抱え込んだ感情を持て余して しんどい日々が続いていました。
それがスクールカウンセラーに相談することで少し気がまぎれたり、自分が考えすぎていたことに気が付くことができました。
そしてだんだんと学校に行くことにも抵抗がなくなっていきました。
今こうして振り返ってみると「小さい悩み」だったと思います。
勉強しすぎてメンタルがおかしくなっていただけかもしれません。
しかし当時の私からしたらそれがかなりしんどく、息苦しい環境でした。
親身に寄り添ってくれて、ずっとそばにいて私を肯定してくれていたスクールカウンセラーにはとても感謝しています。