大人の発達障害の二次障害体験談!ADHDにうつ病を併発した話

大人の発達障害の二次障害体験談!ADHDにうつ病を併発した話

大人の発達障害二次障害

20代女性 これは私が自分にADHDの傾向があるのではないかと思って受診してみたら うつ病が発覚したときの話です。

私は子供の頃から遅刻や忘れ物が多く 片付けも苦手でした。

人の話を最後まで聞こうとしても途中で別に意識が向いてしまって聞けなかったり…も多かったです。

大学生になってからもそういったことが度々続き、バイト先やサークル内での信頼が得られませんでした。

私

みんなが当たり前にできることが私にはできない。やろうとするにもかなりのエネルギーを必要とする。自分には頑張りが足りないんだ。

…と思って とにかくがむしゃらに頑張ろうとしてしまい、それでもできないときは

私

みんなと違う…。どうして私にはできないんだ!!

…と自分を責め続けて心はボロボロでした。

【重ね着症候群】精神科でADHDと二次障害のうつ病が発覚

ADHDとうつ病併発引用元:あらたまこころのクリニック

自分はおかしいのではないか?…と思っていたある日、思い切って受診した精神科病院で 発達障害ADHDとうつ病であると診断されました。

元々持っていたADHDに二次障害としてうつ病を併発しており、発達障害の二次障害の発症割合はかなり高いと主治医から説明を受けました。

それからは大学を休学して 何も頑張らずに休むことに努めるようにしました。

好きなことをできるときに好きなことだけをして静養しました。

最初は何もしていない自分を責めていたりもしたのですが、

うつを治すには 頑張らない自分を受け入れることも大事。

…とネットでの知見を得て、

私

よし!これでいいんだ!

…と自分に言い聞かせていました。

大人の発達障害二次障害

重ね着症候群幼少期に発達障害が見逃された場合にみられるものです。大人になり、学校や職場など様々な場面でうまくいかない、何らかの精神症状がみられる、といった方が受診されると判明することがあります。

受診時の主訴はさまざまで、診断も多岐にわたります (統合失調症・躁うつ病・不安障害・摂食障害・パーソナリティ障害など)こうした主訴や診断名の背後に高機能型の自閉スペクトラム症の傾向があっても、これまで発達障害を疑われたことがない場合を「重ね着症候群」としています。

多くの方は平均的、あるいは高い知能のために学校生活、対人関係などに困難を感じながらもなんとか適応することができます。そのため、就学時代は発達障害を疑われずに過ごし、診断が遅れ、大人になり重ね着症候群とわかることがあります。このような場合、表面に現れている疾患の治療と同時に背景にある発達の偏りについても相談していくことが必要です。
引用元:さかいメンタルクリニック

ADHDの治療は薬が合ってミスが大幅に減るようになった

大人の発達障害二次障害

ADHDの薬が自分にとても合っており、これまで常に騒がしかった頭の中がすっとクリアになりました。

自分が今なにをするべきか、次に何をするべきかということが以前より鮮明にわかるようになったことを実感できて、薬の効果には本当に驚きでした。

実は薬の飲み始めの頃は副作用を強く感じましたし、薬を飲んでいなければ「まともに生きられない自分」が悲しくなる時もありました。

それでも薬を飲まないでいるときよりは生活がずっと楽で、作業もミスをすることが大幅に減りました。

うつ病が治らないからオンラインサロンで心の在り方を学んでみた

大人の発達障害二次障害

しかし依然としてうつ状態はなかなか改善されず、大学にも通えなくなったので退学することになりました。

しばらくはフリーターで食いつなぐ生活を送っていましたが、そのときにもできるだけ自分が興味のある仕事を選びました。

野球が好きだったので、球場でアルバイトをしたりとかです。

その頃に、かつて自分と同じような考え方をしていた女性カウンセラーのオンラインサロンに入会(半年で6万円程)して、心のあり方が変わるのを感じました。

心のありようが変わると「できない自分が悪い」「頑張りが足りない」と思うことが減りました。

少しずつでも『頑張ろうとしている自分』を好きになり始めたのです。

社会復帰できてからうつ病が少しずつ改善方向に向かった

大人の発達障害二次障害

そうして少しずつ社会に復帰していき、正社員としても働けると思ったタイミングで就職活動をして、小さな会社ではありますが、無事正社員として働き始めることができました。

本格的に社会の輪に戻って仕事をすることで、

私

自分は社会に貢献できている!

と思えるようになり、そこからは大幅にうつが改善し始めました。

うつ病の改善には、まず頑張らずに休むことに努めたこと。そのうえで「どんな自分でもいい」と受け入れられるようになったことが功を奏したのだと 今でも思っています。

現在では月に1度ADHDの薬をもらいに精神科に通い、そのときに悩みや困っていることがあれば主治医に相談したりしています。

費用は自立支援医療を利用しているので負担が1割になることから、通院と薬を含め月1000円程度です。

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