ADHDが理解されない体験談!カミングアウトの反応が怖い話

ADHDが理解されない体験談!カミングアウトの反応が怖い話

ADHD理解されない

50代女性 私は以前から教育学部卒業の娘に「お母さんはADHDではないかしら」と指摘されていました。

しかし娘の指摘を受け入れて調べてみることはせずに50代になるまで生きてきたのですが、ある日気になる話を耳にしたのです。

これが私が発達障害の検査を受けてみようと思ったきっかけとなります。

気になる話というのは、父の葬儀の際参列した親戚たちからこう言われたことです。

あの姪はあなたの若い頃に本当にそっくりだな。

その姪というのはいつも挙動が慌ただしく 誰の目から見てもADHDだと思われるほど落ち着きがなく、いわゆる「ADHDが見た目でわかる大人」です。

その姪と私がそっくりだなんて・・・その時の私は信じられない気持ちとショックが半々でした。

私

やはり娘の言う通り私も発達障害なのだろうか!?

ちょうどその頃に人間関係でも悩んでいたため、私は思い切って発達障害専門のメンタルクリニックの門を叩きました。

ADHDの頭の中のごちゃごちゃをクスリとジョギングとマインドフルネスで軽減

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そのメンタルクリニックで、予想通り私に発達障害(ADHD)の診断がおり、薬物療法を始めることになりました。

私は発達障害について自ら勉強し、週3~4回のジョギングと月一回のマインドフルネスに通うことを自分に課すことにしました。

本当は発達障害専門のカウンセリングを受けて認知行動療法を行いたいのですが、主治医にその必要性を聞いたことがなく、また聞く勇気もないため カウンセリングにはそのまま行けずに 投薬だけに終始していて、月1回の診察を続けています。

薬物治療については、飲み始めてから半年経過した頃から 効果が実感できるようになりました。

以前の私はひとつ悩むとその悩みがいつまでも忘れられず あれやこれやと終始考え続けて 疲れ果てていたのですが、今は薬の影響もあるのか あまり考え込まなくなりました。

つまり頭の中のごちゃごちゃがなくなったのです。

それは頭に隙間ができたような感覚に似ている感じで、以前よりもずっと生きづらさを感じづらくなった気がします。

ある発達障害の本に「運動はADHD症状に効果がある」とあったので、週3~4回のジョギングを続けていますが、実際に運動後はとても気分が爽快で、頭の忙しさに惑わされることは少なくなりました。

ADHDのカミングアウトはパートナーである旦那と娘だけ

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ADHDであることをパートナーである旦那と娘には話しましたが、旦那からはそういったことに対しての理解がまったく得られていません。

また発達障害やメンタルクリニックに否定的だったり、これまで関わったことがない人たち・・・私の両親を含め兄弟や親戚、友人にも、事実を話した時にどんな反応をされるのかが怖くて ADHDと診断されたことを伝えていませんし、何らかのアドバイスですらもらったことがありません。

福祉の相談窓口にも怖くて行けません。

障害者支援サービスを申請する必要は自分にはないのかな?と漠然と考えているのは、これから社会に出ていく若さではないこともあります。

私

大人の発達障害に対してもっと周囲の理解が得られ、安心してカミングアウトできる世の中ならば こんなに苦しむことはないのでは!?

…と悲しくなることもあります。

そしてそれは、もしかしたら自分の無意識の中に 発達障害に対しての差別感や奇異な感情があるからかもしれません。

ADHDの事実を知ってからの私は、自己肯定感が下がったような気もするのです。

【発達障害カウンセリング】困難に直面しやすい考え方や行動を見直す

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対人関係がうまくいかず生きづらい、頑張っているのに仕事でミスが多い、そうしたことから発達障害を疑う人が増えています。発達障害は、脳機能の発達が生まれつき異なるために、コミュニケーションや社会生活で様々な困難を抱えやすくなることが大きな特徴です。発達障害というと昔は子どものみに使われやすい言葉でしたが、最近では「大人の発達障害」という言葉を多く目にするようになり、大人になって初めて発達障害と診断されるケースも増えています。

発達障害には大きく分けて3つの種類に分類され、注意力が極端に欠如する注意欠陥・多動性障害(ADHD)、相手の気持ちが読めなかったり社会的なコミュニケーションが苦手な(空気が読めない)傾向がある自閉スペクトラム症(ASD)、読む・書く・計算することが極端に苦手な学習障害(LD)があります。どれか1つに偏っている場合もありますし、2つもしくは3つが複合している場合もあります。

忘れ物などのうっかりミスや遅刻が多い/集団に打ち解けられない/変化に対して臨機応変に対応するのが苦手/会話がうまく噛み合わない/余計なことを言ってしまう・・・などでお困りの場合も、もしかすると発達障害が原因かもしれません。
引用元:うららか相談室

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